徒然な日々: BOSTON

少し前になるが、久振りにBOSTONに行ってきた。
目的はBOSTON MUSEUM OF FINE ARTSに行って、浮世絵のコレクションを見ることだった。ついでに美味しいものも食べて来ようという趣向だ。

NJから車で約3時間ちょっとで到着。かれこれ20年程前、マサチューセッツの顧客を担当していて、毎月出張の度に運転して通った道だ。全く変わっていない。久しぶりでも何となく覚えているものである。
ボストン市内に入るとMass Turnpike沿いに物騒な看板を見つける。

Gun売ります!

きっとジョークだろうが、「ID不要、経歴調査なし、犯罪者およびテロリスト歓迎」と書いてある。Gun Showのビルボードだ。信用して買いに行く不届き者もいるかもね。、

まずは腹ごしらえ。水族館の近くにあるSEL DE LA TERREでブランチ。

鴨のコンフィ。チコリのグリルが意外と美味しかった。

フライド・エッグののったサラダ

僕はフライド・エッグの乗ったサラダ、妻はプレ・フィックスの鴨のコンフィを食べる。中々場所も良く程よく混雑していて雰囲気のあるレストランだった。

一杯になったお腹をすかせる為に、レストランの当たりを一周し、バックベイの方角に。

旧州議事堂も変わりなし（当たり前か…）

目的のひとつ、BOSTON MUSEUM OF FINE ARTSに向かう。この美術館はNortheastern大学のキャンパスの隣にあって、学生の活気が感じられる。

トラムが街中を走る。右側はNortheastern大学。学生が多い。

Boston Museum of Fine Arts

思ったより大きい。

浮世絵のコレクションが大変有名なのだが、他にもすばらしい絵がたくさんある。何かのイベントが控えているらしく（おそらく結婚式のパーティ）、ブロックされていて入れない部屋もある。

Claude Monet La Japonaise

菱川師宣　上野花見の躰

歌川国貞　三代豊国

歌川広重　富士三十六景　甲斐大月の原

多くのすばらしい浮世絵が展示されている。国外に出てしまったのね…。

Monetの奥さんCamileが着物を羽織っているLa Japonaiseは非常に艶やかな絵だった。普段よく見る睡蓮の作品とは違うMonetを見た。

お目当ての絵を鑑賞し、夕食はノースエンドにあるMAREへ。ノースエンドはボストンのイタリア人街で美味しいレストランがあふれているところだ。フリーダムトレイルの一角でもあり、古い石畳が風情を醸しだす歴史的一角でもある。

Mare。海という名のレストラン。

タコのグリル

貝柱のパスタ

ゆっくりと食事をしたのを良いのだが、駐車してはいけないところに駐車して切符をもらってしまった。30分の差だった。

バックベイのホテルに戻り、気を取り直して、徒歩で夜のボストン・バー巡り。

１軒目は、外観がおしゃれだったDILARD'Sへ。中はかなり薄暗かったが、ほぼ満席。最近気に入っているIrish Whisky、Jamesonのロックを飲む。きれいなIrishバーだ。

２軒目は目と鼻の先にある、ちょっと気になっていたBUKOWSKI TAVERNへ。中に入ると人が一杯。完全なダイブバーだ。狭く薄暗い。バーカウンターに座り、メニューを見ると、聞いたことがないようなビールのオンパレード。頭上には名前の書かれた『My Mug』がつるされている。常連になるとこのMugを買って、好きなビールを飲む訳だ。Mugは店にキープ。面白いシステムだ。取りあえず、度数の強いビールを飲む。Alternative Rockが流れる店内は雰囲気が良く、ボストンに住んでいたら絶対に常連になっていそうなバーだ。このバーは現金のみ。