2011年5月4日水曜日

CENTENNIAL

IBMが今年100周年を迎える。

100周年記念のひとつにボランティア活動への参加がある。元社員や社員が最低8時間のボランティアをしようと募っていて現時点で約71万ボランティア時間が既にコミットされているらしい。ものすごいスケールのボランティアになりそうだ。
100周年記念の本、MAKING THE WORLD WORK BETTER、も近日発売だそうだし、 100周年を迎えて作られたビデオがYouTubeでも紹介されている。100歳の元IBM社員の「I was born 100 years ago」から始まり、99歳、98歳、97歳とナレーションする登場人物の年齢がどんどん下がってくる。それぞれのメンバーが生まれた年に起こった重要な社史を語っていく。前CEOのLou Gerstnerや現CEOのSam Palmisanoも出演していて、最後は実際のIBM社員が「I am an IBMer」と連呼して終わる。社員が自分達の会社の事を誇らしげに自慢出来るというのはすごい事だと思う。良く出来ているビデオだ。
『They Are There』というビデオも面白い。IBM社員が参加した世界を変えたプロジェクトについて説明している内容だ。
  • IBM System /360
  • SABRE予約業務システム
  • Policy Letter No. 4雇用均等ポリシー
  • UPCバーコード(レジでのバーコードスキャンシステム)
  • アポロ計画
  • Personal Computer
  • Genographic Project(人類のDNAをマッピングするプロジェクト)
今普通に使っていたりするシステムは元々IBMが発明・開発してきたものだったのだ。アポロ計画で有名なアポロ13号が電気系統の故障で生還が危ぶまれた時も、NASAにはIBMの社員がいて彼らが原動力となり解決に導いていた訳だ。

ここ100年でコンピューターを使って人類はものすごいスピードで変革してきた。産業革命なんていうのは比にならないスピードだ。その中で中核となってこの変革を支えているIBMという会社はこれから100年で何を変えていくのだろうか?

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